
外配信では、映像と館内放送を一緒に確認します
YUIの配信確認では、外から配信していたライバーへ身バレへの注意を伝えた事例があります。顔や本名を隠していても、配信場所が生活圏と重なる場合があります。外で始める前に、今いる場所を公開して問題がないかを考えてみましょう。
店内配信では、画面に店名が映っていなくても、館内放送が音声へ入っていました。施設名、売り場名、呼び出しなどが聞こえる場所では、画面だけを見て判断できません。配信前の短い録画を音声まで聞き、場所が分かる放送が入るなら、その場所からの配信は避けてください。
走行中の車内から配信していたケースには、安全上の理由から中止するよう案内しています。運転しながら画面を見る、コメントへ反応する、端末を操作する配信は行いません。この記事では古い内部案内を根拠にプラットフォームの処分を断定せず、走行中に配信しないという現場対応だけを扱います。
端末の通知は、配信を始める前に表示内容を隠します
iPhoneでは、アプリごとに通知を止められます。通知プレビューは「ロックされていない時」または「しない」を選べるため、送信者名やメッセージ本文が配信へ出る可能性があるアプリを先に設定してください。
Androidにも、ロック画面へ通知を出さない設定と、機密性の高い通知内容を隠す設定があります。項目名や場所は端末メーカーによって異なるため、手元の端末で通知設定を開き、配信に使う画面へ内容が出ない状態にします。
通知音を消しても、画面に本文が表示される設定は残せます。反対に、プレビューを隠しても通知音は鳴ります。配信で見せたくない内容がある場合は、表示と音を分けて設定を確かめてみましょう。
告知写真は、位置情報と写真そのものを分けて見ます
iPhoneやiPadの写真には、撮影場所の位置情報が付く場合があります。写真アプリで位置情報を確認し、「位置情報なし」へ変更したり、共有するときに位置情報を含めないようにしたりできます。配信告知へ添える写真は、共有する完成ファイルを開いて確かめてください。
Googleフォトでも、写真や動画に位置情報が含まれているかを確かめられ、推定された撮影場所の編集や削除、共有時に位置情報を含めるかどうかを選べます。カメラが自動で付けた位置情報はGoogleフォト上で削除できない場合があるため、端末側の写真情報も見てください。
位置情報を外しても、写真に写ったランドマークなどから場所が推定されることがあります。ファイルに保存された位置情報と、写真の中に見えている場所の情報は別です。投稿前には両方を比べてみましょう。

プロフィールとコメント欄に個人情報を残しません
YouTubeのプライバシー案内では、画像や声、氏名、連絡先などが、本人を識別できるかを判断する要素に挙げられています。居住地域、学校、住所なども慎重に扱う対象です。顔を映していないことだけで身元が分からないとは決めず、活動に必要のない個人情報はプロフィールや投稿へ載せません。
YUIが用意した配信ルールにも、本名、住所、学校、職場、SNSの特定につながるコメントを禁止する項目があります。視聴者が参加前に読める場所へ短く示し、誰か一人だけでなく全員へ同じ条件として伝えてください。
個人情報や不快な内容が書き込まれたら、相手との会話を長く続けず、必要な画面を保存してから削除・ブロックへ進みます。応援やギフトの有無にかかわらず、苦痛を感じる接触を公開欄へ残し続ける必要はありません。
個別DMは、配信のお礼や必要な案内を送った後も会話を続ける形にしません。YUIの対応例では、続きは全員が見られる配信で話そうと伝え、個別のやり取りと公開の配信を分けています。断った後も別の連絡が続く場合は、記録を残して接触経路を遮断します。
配信後は、アーカイブと被害記録を確認します
YouTubeでは、ライブ配信後にアーカイブの公開範囲を変更でき、削除もできます。配信中に気付かなかった個人情報が残ったときは、公開したままにせず、対象のアーカイブを確認してください。他の配信サービスを使う場合は、そのサービスの現在の保存・公開設定を使います。
権利侵害に当たる書き込みを保存するときは、投稿内容だけを切り抜くのではなく、ページのURLと投稿時刻も残します。警察庁の案内でも、後から投稿先と時刻を確認できる形で保存することが示されています。
執拗な接触や待ち伏せなど、現実の安全に関わる状況では、証拠となるメールや写真を消さずに保存し、早めに相談してください。GPS設定やSNSで公開している個人情報も見直します。危険が迫っている場合は、配信内で解決しようとせず110番へ連絡します。

配信直前は、今回使う場所と端末だけを確かめます
自宅なら配信画面と通知、外なら映像と周囲の音、写真を投稿するなら位置情報が対象です。すべての一般的な防犯項目を増やすのではなく、今回の配信で実際に使う場所、端末、写真に絞って確かめてみましょう。
身バレにつながる情報が出た後は、説明を重ねるより、公開を止めて記録を残し、削除・ブロック・相談へ移ります。配信を止めることも、次の配信を安全に続けるための判断です。


