Mixcloud Live(ミックスクラウドライブ)は、DJセット、ラジオ番組、音楽トークをRTMPで届ける配信機能です。映像は任意なので、ミキサーからの音声と静止画だけでも、カメラを加えた番組でも配信できます。

このページの結論

配信にはMixcloud Pro、RTMP対応ソフト、安定した回線が必要です。日本からLiveを配信することと収益機能を使うことは別で、Creator Subscriptionsは日本非対応、Tippingも日本の所在地・銀行口座では現在設定できません。

Mixcloud Liveで配信できるもの

Mixcloudは権利者、レーベル、出版社などと契約するライセンス済みの音楽配信サービスです。規約に沿ったDJセットや音楽番組をLiveで届けられます。

ライセンス済みであっても、何を流してもよいわけではありません。権利を持たないスポーツ中継、ミュージックビデオ、映画、テレビ番組などの映像再配信は禁止されています。

Mixcloud Liveは、その場で行う番組のための機能です。過去のイベント映像や録画済みセットをLiveとして流す使い方は避けるよう案内されています。


Mixcloud LiveでDJが音声と任意の映像を配信する場面を、配信者や視聴者がいる利用場面で示した画像
DJセットや音楽番組を中心に、必要な場合だけカメラや映像を加えられます。

配信に必要な機材と設定

最初に用意するのはMixcloud Pro、配信用パソコン、安定したインターネット回線、RTMP対応ソフトです。上り速度は最低3Mbpsが推奨され、可能ならWi-Fiより有線接続を使います。

配信ソフトには無料のOBS Studioが推奨されています。音声だけならaudio-only対応ソフトも選べるため、映像機材は必須ではありません。

推奨設定は音声320kbps、映像720p、映像bitrate 2500〜3000kbpsのCBR、30fps、画面比率16:9、keyframe間隔2秒です。

Mixcloud Liveの設定画面でServer URLとStream Keyを取得し、配信ソフトへ貼り付けます。Stream Keyは繰り返し使えるため、他人に見せず管理してください。

OBSで「Start Streaming」を押すとMixcloud側へ接続されます。番組を終えるときは配信ソフト側で停止し、Mixcloud Liveへの送信を切ります。

スマートフォンでもRTMP送信に対応したアプリなら配信できます。ただし、安定性を重視する場合はパソコンと有線回線が推奨されています。


Mixcloud Liveでミキサー、パソコン、OBS、RTMPを接続する流れを、配信者や視聴者がいる利用場面で示した画像
音源とマイクを配信ソフトへ取り込み、推奨設定を入れてからStream KeyでMixcloud Liveへ接続します。

配信時間と音声アーカイブ

Live配信そのものに時間上限はありません。ただし安定性のため8時間ごとにstreamが更新されるので、長時間番組では配信ソフトの自動再接続を有効にします。

配信後にMixcloudへ自動保存されるのは音声だけです。保存対象は15分以上12時間以内のLiveで、映像はオンデマンド版として残りません。

自動保存された音声は、公開前にファイルをダウンロードしたり音声そのものを編集したりできません。必要ならOBSなどでローカル録音も同時に残してください。

通信が途切れても10分以内に再接続すれば、一つの録音として結合されます。10分を超えてから接続し直すと別のsessionとして保存されます。


公開範囲とチャット

公開LiveのURLは「mixcloud.com/live/username」という固定形式です。視聴するだけならMixcloudへのログインは必要ありません。

Unlistedを選ぶと、Live一覧やプロフィールに表示されず、フォロワーへの開始通知も送られません。ただしURLを知っている人は視聴できるため、完全な非公開配信ではありません。

チャットへ書き込むにはログインが必要です。配信者はチャットに参加できる利用者を制限でき、不適切な発言は利用者名、Live URL、画面記録などを添えて報告できます。


日本から利用するときの収益機能

Creator SubscriptionsはPro向けの月額支援機能ですが、ライセンス上の制限により日本、中国、香港、台湾などでは現在利用できません。

TippingもPro向け機能ですが、クリエイターが受取設定をできる国の一覧に日本は含まれていません。所在地と銀行口座が日本の場合、現時点ではTipの受取を有効にできません。

対応地域でCreator Subscriptionsを使う場合も、月額料金がそのまま配信者の手取りになるわけではありません。権利料と決済費用を差し引いた後の収益から、クリエイターへ60%が配分されます。


年齢と日本版アプリ

Mixcloudの利用規約では、サービスを利用できるのは16歳以上です。日本のApp Storeにある13+はコンテンツの年齢区分であり、登録可能年齢は16歳以上として考えてください。

日本版iOSアプリは英語表示で、iOS 16.4以降に対応しています。App Store上の申告では、利用者・端末ID、操作履歴、診断情報、利用者コンテンツなどが本人に関連付けて収集される場合があります。


Mixcloud Liveで年齢、映像権利、公開範囲、日本の収益対象を確認する場面を、配信者や視聴者がいる利用場面で示した画像
配信前に16歳以上、映像の権利、Unlistedの性質、日本で使える収益機能を確認してください。

Mixcloud Liveについてよくある質問

映像なしでも配信できますか?

はい。映像は任意で、音声だけを送れるRTMP対応ソフトも案内されています。DJセットやラジオ番組なら、ミキサーの音とマイクを中心に構成できます。

配信後に映像は残りますか?

残りません。15分以上12時間以内のLiveは音声だけが自動保存されます。映像も必要なら配信ソフトでローカル録画を行います。

Unlistedなら非公開になりますか?

一覧、プロフィール、通知には出ませんが、URLを知る人は視聴できます。URL自体を共有しない管理が必要です。

日本の配信者はTipや月額支援を受け取れますか?

現在は受け取れません。Creator Subscriptionsは日本非対応で、Tippingのクリエイター設定対象国にも日本は入っていません。